キミのことがスキだから

ジャニーズ=アイドル=idol=偶像。ヲタ15年選手が、偶像崇拝理論と学術的観点から思うままに綴るブログ。カッコよく言ったものの、ただの戯言

仕事とプラベの境界線

ファンにとって、仕事とプライベート(プラベ)の境界線はどこか?

端的に結論から言うと、彼らが私服か否かというところにあると思う。

 

コンサートやテレビでキラキラの衣装を着て、現実とはかけ離れた夢を見させてくれる時。雑誌でのコスプレ姿や女装姿での可愛い記事から、かっこよく決めた衣装でこれまたかっこよくコメントを残し感動させられる時。衣装を着ている時は、間違いなくパフォーマンスをしていると言えるだろう。

一方で、先輩後輩のコンサートや舞台を見学している時、仕事場に向かう前に街中を歩いている時。たとえ仕事の為の行動だとしても、私服姿の彼らのことをファンはプラベとして認識している。そしてプラベ姿というのは、ファンの誰もが享受できるものではないというレア感からか、仕事姿より希少価値が高いのも特徴だ。

と、ここまではファンにとってもタレントにとってもわかりやすい例を挙げた。ではこの場合はどうだろう。

NHKワールドで初めて大々的に放送されたdemachi(表記の仕方を敢えて借りています)では、公演後に彼らがファンの前に現れ、ファンレターを受け取ったりメッセージを残したりしている。ここで指摘したいのは、この時の彼らが私服であると言うこと。ファンにとって私服=プラベならdemachiもプラベということになるし、自ずと希少価値の高いものとなる。あんなにも近くでプラベ姿を享受出来たことに恍惚とし、特別な想いを抱く人もいるだろう。しかし彼らにとってはお仕事の延長線上のもの。言ってしまっては元も子もないが、残念ながらこの認識は、ファンとタレントの間ではっきり乖離されているはずだ。

それでもなお、乖離した認識をぼやかせる対応を完璧にこなしているタレントは多く(逆に言えばファンの側が仕事の延長線上という事実に気付きたくない一心で目を瞑っているのかも)、そのバランスが上手い人ほど人気もあるように思う。

ファンにとっての境界線はやはり、彼らがどんな姿勢でいようと、私服か否かというところにあるのである。